
SBI証券のクレカ積立が改悪したって聞いたけど本当?これから始めようと思っていたのに…。
今回は簿記2級の資格を持ち、元経理でお金のメディアを発信するインフルエンサーのWebライターをしている私が、SBI証券のクレカ積立の還元率の変更について解説します。



今回の変更はかなり大きな影響を与えそうです…!
この記事では、SBI証券のクレカ積立の還元率がどのように変わるのかについて解説します。
どのように影響が及ぶのかがわかるので、今SBI証券でクレカ積立をしている方や、これから始めたい方は必ず最後までご覧ください。


改悪?SBI証券と三井住友カードのポイント還元率が変更


SBI証券では2024年3月22日に、三井住友カード各種を利用した、積立投資のポイント還元率の変更が発表されました。
これは、クレカ積立の上限金額が、月5万円から月10万円に引き上げられ、現行のポイント制度だと、ポイントがたくさん貯まり、カード会社の負担が大きくなることが原因だと考えられます。



それでは、どれくらいポイント還元率が改悪されたのか見ていきましょう。
2024年10月買付分までの還元率
2024年10月買付分までは、最大5%還元のお得な制度となっています。
カードの種類 | ポイント付与率 | 最大ポイント付与数 |
---|---|---|
三井住友カードプラチナプリファード | 5% | 30,000ポイント |
三井住友カードゴールド(NL) | 1% | 6,000ポイント |
三井住友カード(NL) | 0.5% | 3,000ポイント |



設定したカードの積立金額に応じて、特に条件がなく、ポイント付与されるのはかなりハードルが低いですね。
2024年11月買付分からの還元率
2024年11月買付分からの還元率は、三井住友カードの日常の年間利用金額に応じて還元率が変わります。
カードの種類 | 年間カード利用金額 | ポイント付与率 | 最大ポイント付与数 |
---|---|---|---|
三井住友カードプラチナプリファード | 500万円以上 | 3% | 36,000ポイント |
300万円以上 | 2% | ||
300万円未満 | 1% | ||
三井住友カードゴールド(NL) | 100万円以上 | 1% | 12,000ポイント |
10万円以上 | 0.75% | ||
10万円未満 | 0% | ||
三井住友カード(NL) | 10万円以上 | 0.5% | 6,000ポイント |
10万円未満 | 0% |
年間のカード利用金額が多い人は、最大ポイント付与数が増えたのでお得になりましたが、利用金額が少ない人は還元率が下がってしまいました。
三井住友カードゴールド(NL)・三井住友カード(NL)に関しては、年間利用額10万円以下の利用者の還元率は0%。
以前まではクレジットカードを日常的に使わなくても0.5%以上の還元率があったわけですが、それがなくなったので実質改悪といってもいいかもしれません。
プラチナプリファードが大改悪
三井住友カードの各種ポイント還元率が改悪されましたが、なかでも「三井住友カードプラチナプリファード」は、一律5.0%から1.0〜3.0%への大幅ダウンとなりました。
条件 | 「三井住友カードつみたて投資」のポイント付与率 |
---|---|
年間500万円以上の利用 | 3% (条件達成によるアップ分+2.00%) |
年間300万円以上の利用 | 2% (条件達成によるアップ分+1.00%) |
年間300万円未満の利用 | 1% |
また、「条件達成によるアップ分」は、カード入会日の翌年末日までの集計期間で、条件達成の判断がされるため、ポイントの付与が遅くなります。
例
カード入会日 | 利用金額集計期間 | 条件達成によるアップ分の付与 |
---|---|---|
当年9月5日 | 翌年9月30日 | 翌年10月31日 |
毎月の積立額に対するポイント付与は、利用日の翌々月10日頃に付与されますが、条件達成によるアップ分はまとめて翌年に付与されるので時差がかなりあります。
このため、ポイント還元率がまた改悪され、カードを解約しようと思っても、ポイントが入ってくるからと、解約に踏み切れないケースが考えられますね。
SBI証券で積立設定をするなら三井住友カードゴールド(NL)がおすすめ


今回の改悪で、SBI証券で積立設定をするなら三井住友カードゴールド(NL)がますますおすすめとなりました。
改悪後も、三井住友カードプラチナプリファードの年間利用額500万円以上の人は、ポイント還元率が高く、使い続けても問題ありません。



しかし、多くの方は積立投資を抜きでは年間利用額500万円まで届かないでしょう。
また、年会費で33,000円(税込)かかるので、年間利用額が500万円未満の方は最大24,000ポイントの還元しか受けられず、メリットがほとんどありません。
一方で、三井住友カードゴールド(NL)は年間利用額が100万円あれば、以前と変わらずポイント還元率は1%で、最大ポイント付与数は倍の12,000ポイントに増えています。
三井住友カードゴールド(NL)の永年年会費無料は100万円の利用が条件なので、それほどハードルは高くなく、1度クリアすればOKです。
さらに、年間100万円以上利用すると、10,000円相当のポイントが付与されるのでお得です。



今回の改悪発表前から三井住友カードゴールド(NL)を使っていた人はそのまま使い続けても問題ありません。
SBI証券の積立投資に、これからも使える三井住友カードゴールド(NL)は、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると、最大7%のポイント還元を受けられるなど、魅力がたくさんあります。
三井住友カードゴールド(NL)をまだ作っていない人は、こちらの記事でメリット・デメリット、申し込み方法の詳しい手順を解説しているので、ぜひご覧ください。


まとめ:改悪後も三井住友カードゴールド(NL)が積立投資ではコスパ抜群


今回はSBI証券と三井住友カードの組み合わせのポイント還元率の改悪について解説しました。
SBI証券と三井住友カードの組み合わせは、高いポイント還元率で人気がありましたが、今回の改悪で三井住友カードプラチナプリファードとの組み合わせによる還元率が大幅低下となりました。
一方で、三井住友カードゴールド(NL)は年間利用額が100万円あれば、以前と変わらずポイント還元率は1%で、最大ポイント付与数は倍の12,000ポイントに増えています。



今まで三井住友カードゴールド(NL)を利用していた人は、引き続きお得なポイント還元を受けられますね。
カード名称 | ![]() ![]() 三井住友カード(NL) | ![]() ![]() 三井住友カード ゴールド(NL) | ![]() ![]() 三井住友カード プラチナプリファード |
---|---|---|---|
申込対象 | 原則満18歳以上 | 原則満18歳以上 安定継続収入あり | 原則満20歳以上 安定継続収入あり |
年会費 (税込) | 永年無料 | 年間100万円以上の利用で 翌年以降永年無料 | 5,500円33,000円 |
ポイント還元率 | 0.5~7% | 0.5~7% | 1~10% |
クレカ積立 ポイント付与率 (2024年10月買付分まで) | 0.5% | 1.0% | 5.0% |
クレカ積立 ポイント付与率 (2024年11月買付分以降) | 0~0.5% | 0~1% | 1~3% |
国際ブランド | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard | Visa |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円 | 海外:最高2,000万円 | 国内:最高2,000万円海外:最高5,000万円 ショッピング:最高500万円 | 国内:最高5,000万円
申し込む | 申し込む | 申し込む |
※対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。通常のポイントを含みます。
新NISAが始まり、これから証券会社や銀行口座の開設、お得なクレジットカードの組み合わせを探している方には、SBI証券×三井住友カードゴールド(NL)×住信SBIネット銀行の組み合わせがおすすめです。
高いポイント還元率や資金の移動のしやすさなどメリットがたくさんあります。
お得にポイントが貯まる仕組みや、組み合わせのメリットを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


最後までお読みいただきありがとうございました^^