
マネーフォワードME(以下、マネーフォワード)に毎月500円払うのイヤだな…。有料プラン解約しようかな。
今回は総フォロワー数400万人以上の金融メディアでライターをしているわたしが、楽天ポイント利息について解説します。



わたしもマネーフォワードに不満を感じてやめました。
この記事では、わたしがマネーフォワードをやめた理由と、今使っている家計簿アプリについてご紹介します。
マネーフォワードに毎月500円払うのがイヤだけど、機能が優秀で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。


マネーフォワードをやめた理由


わたしがマネーフォワードをやめた主な理由は3つにまとめました。
ひとつずつ解説していきます。
無料版の制限が不便だし有料プランは高い
わたしがやめた一番の理由は、なんといってもその料金の高さです。
マネーフォワードの料金体系は2025年1月現在では次の通りです。
無料会員 | プレミアムサービス | ||
スタンダードコース | 資産形成アドバンスコース | ||
月額 | 0円 | 500円 App Store決済:480円 | 980円 |
年額 | 0円 | 5,300円 Google Play決済:5,500円 | 10,700円 |



お金を管理しているのに、お金を取られるのも思うところがありますよね。
だからといって、無料プランだと使える機能は以下の3つです。
無料プランの機能
- データ閲覧可能期間:過去1年間
- 連携可能数:4件まで
- グループ作成:1件まで
ここで大きな問題となるのが、連携可能数です。



4件なんて正直、一瞬で埋まってしまいます。
わたしの場合、
- 事業用とプライベート用の銀行口座で2件
- 事業用とプライベート用のクレカで2件
- 証券会社で1件
- Amazon・楽天市場のポイント管理で2件
とまったく足りていません。
無料プランだと管理したい資産が管理できず、管理するにしてもお金が必要になる点が最大の不満でした。
機能が多すぎて操作に慣れるまで時間がかかる
マネーフォワードはかなり優秀なアプリです。
機能が充実していて、使いこなせれば資産管理にかなり役立つことでしょう。
マネーフォワードの機能(一例)
- カードの残高表示
- 家計資産レポート
- 資産内訳・推移グラフ
- 負債内訳・推移グラフ
- ポイント・マイルの有効期限の表示・通知
- カード引き落とし時の残高不足の通知
- 配当履歴・予測・内訳
しかし、これらの豊富な機能を使いこなすには、かなりの時間が必要です。



ふとした瞬間に資産形成のサポートとして役立てるならいいものの、毎日アプリとにらめっこするものでもないですよね。
せいぜい1日5分見ればいいと思います。
使いこなせない機能にお金を使うのももったいないですし、人生においてそこまで時間を割くべきところではないと思ったのが、やめた理由のひとつです。
銀行口座の再連携がめんどくさい
金融機関と連携し、自動的に資産を管理してくれるのがマネーフォワードの中核をなす機能です。
しかし、数か月おきに連携をし直さなくてはなりません。
再連携が発生する期間は銀行により異なりますが、30〜60日間が目安とされています。
こればかりはセキュリティを保つためやリアルタイムでの資産管理のため仕方ありませんが、IDやパスワードを入れ直す必要があるので、わりとめんどくさいです。
ここを納得することができれば、マネーフォワードの利用は許容範囲内でしょう。
やめた人が実際に感じた使いづらい不満点【7選】


他にも、マネーフォワードをやめた人が実際に感じた不満点があります。
細かくなりますが、代表的な7個の不満点をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
カテゴリーを自由にカスタマイズできない
マネーフォワードは収支をカテゴリーで分けて記録します。
よく使うカテゴリーは極力使いやすい上の方に並び替えたり、まったく使わないカテゴリーは削除したいという人もいるでしょう。
しかし、マネーフォワードではカテゴリーのカスタマイズは制限されています。
具体的には、以下の操作ができません。
- 大カテゴリーの新規追加、名前の変更、削除、並び替え
- 中カテゴリーの既存の名前の変更、削除、並び替え
カテゴリーをカスタマイズして、使いやすくしたい人にとっては大きなデメリットといえるでしょう。
1つの支出に対して、複数の内訳項目を設定できない
マネーフォワードでは、1つの支出に対して複数の内訳を設定できません。
そのため、正確な支出の管理が面倒です。
例えば、レシート読み取り機能を使ってドラッグストアで買い物した1つのレシートを読み取ったとしましょう。
そのレシートには、ジュースやトイレットペーパー、風邪薬が入っていたとします。
- ジュース:食費
- トイレットペーパー:日用品
- 風邪薬:医療費
もしレシート読み取り機能を使った場合、上記のように細かく分けることができないわけです。
その他にも、Amazonや楽天市場のようなECサイトでまとめ買いしたときも、まとまった支出が登録されてしまうため、何の出費かを後々正確に把握しづらくなってしまいます。
正確に登録したければ、金融機関と連携せずに手動で入力するか、食費・日用品と分けて買い物をしなければなりません。
正確に支出を管理したい人にとっては、大きなストレスとなるでしょう。
レシート読み取り機能の精度が低い
レシート読み取り機能とは、アプリでレシートを撮影するだけで、支出を登録できる便利な機能です。
レシートを撮影して登録するだけなので、一つひとつどこの出費なのかを入力する手間が省けます。
一方で、求めているレベルでの精度とはいいづらいのが現状です。



撮影しても店舗名が反映されなかったり、項目が誤字をおこしていたりします。
しかも、撮影して反映するのに時間が少しかかってしまうので、さくさくと次から次へ登録できるわけではありません。
便利な機能ではありますが、レシート読み取り機能の精度の低さにストレスを感じている人は少なくないでしょう。
自動連携した明細の修正ができない
自動連携された明細は修正ができません。
例えば、クレジットカードで購入した商品に不備があり、返却したとしましょう。
その場合、返金されると思いますが、返金されてマネーフォワードに反映されるまでにロスが生じるワケです。



結局お金的にはプラスマイナスゼロなので、その取引自体なかったことにしたいですよね。
これにより、想像の資産と実際の資産に差が生じてしまいます。
自動連携の制限は次の通りです。
- 金額の修正不可
- 日付の変更不可
- カテゴリーの一括変更不可
勝手に収支を登録してくれるので便利なものの、いざという時のために多少の修正ができるようにしてほしい、という声もあがっています。
有料版なのに広告が表示される
マネーフォワードでは有料版に課金することで、広告を非表示にすることができます。
しかし、以下の広告は残ったまま。
- マネーフォワード
- マネーフォワード関係会社
- Olive関連のサービス



これが地味にストレスです。
このように、有料版にも関わらず広告が表示される点に不満を感じるユーザーが多いでしょう。
オフライン環境では利用不可
マネーフォワードはインターネットへの接続が必要なアプリです。
電話の弱い場所や通信制限中は使用に支障が発生し、入力も表示もできません。
例えば、地下で飲食して現金で支払ったとしましょう。レシートがゴミになるため受け取りを拒否し、すぐにマネーフォワードに登録しようとしたらなかなかつながらない。
なんてことが起きてしまいます。



今できることは今すぐ終わらせたい性分のわたしとしては、今すぐ登録できないことは大きなストレスです。
他のアプリ(例えばZaim)では、オフライン入力に対応しているものもあります。通信が回復した時点で、同期されるため非常に便利です。
アプリが重い
アプリの動作が重く、起動やグラフの表示に数秒を要することがあります。
家計簿アプリに時間をかけたくはないので、サクサク見れるのを求めているユーザーは多いのではないでしょうか。
豊富な機能が備わっており、多数の金融機関と連携しているため、遅くなることは仕方がないことかもしれません。
しかし、たった数秒でも操作が増えれば数十秒の待ち時間となります。この数十秒を待たされることに大きなストレスを感じるワケです。
マネーフォワードが向いている人・向いていない人


マネーフォワードは非常に優秀なアプリですが、ユーザーの生活スタイルや資産管理の目的によっては会わない人がいます。
具体的に、マネーフォワードが向いている人・向いていない人についてご紹介します。
マネーフォワードが向いている人
マネーフォワードの特徴は、なんといっても多機能なことです。
特に、有料版に限っては複数の銀行口座やクレジットカードを利用している人、資産全体を一括で管理したい人におすすめです。
マネーフォワードでは以下の金融関連サービスと連携できます。
- 銀行
- クレジットカード
- 証券
- 暗号資産・FX・貴金属
- 投信
- ポイント
- 通販
- 電子マネー・プリペイド
- 年金
- 保険
- 携帯
- スーパー
- サービス関連(クラウドファンディングなど)



手動でこれだけの資産を管理するのは、非常に困難でしょう。
また、収支や資産状況をグラフやレポートで視覚的に把握できるため、分析好きなユーザーにとってもぴったりです。
つまり、マネーフォワードは以下の様なユーザーにマッチしたアプリといえます。
おすすめな人
- 複数の口座を持っている
- 複数のクレジットカードを使っている
- 投資や資産運用をしている
- 毎月の収支を細かく分析したい
- 家計を把握したい
マネーフォワードが向いていない人
一方でマネーフォワードは、シンプルな家計管理を求める人や、費用をかけたくない人には向いていません。
無料版では利用できる機能が制限されていますし、有料版に課金するとシンプルさを重視するユーザーにとっては、過剰な機能がかえって負担になる場合があります。



多機能であるがゆえに、操作が複雑で慣れるまで時間がかかる点や、無料版の金融機関連携数が少ない点がネックですね。
そのため、以下の様なユーザーにはマネーフォワードはおすすめできません。
おすすめじゃない人
- 現金取引が中心の生活
- 家計管理はシンプルに済ませたい
- 家計簿アプリに課金したくない
実際にやめた人の体験談・口コミ
Xで調べた結果、実際にマネーフォワードを使ってやめた人は以下の様な感想をお持ちでした。
ぜひ参考にしてください。
マネーフォワードの無料版と有料版の違い


マネーフォワードには、無料版と月額500円、月額980円の2つの有料プランがあります。
特に使う機能に絞ってご紹介します。
「家計管理の目的に合わせて、適切なプランを選択しましょう。
無料会員 | スタンダード | 資産形成アドバンス | |
---|---|---|---|
月額料金 | 0円 | 500円 | 980円 |
年額料金 | 0円 | 5,300円 | 10,700円 |
データ閲覧可能期間 | 過去1年分 | 制限なし | 制限なし |
連携可能数 | 4件まで | 制限なし | 制限なし |
連携口座の一括更新 | |||
カードの残高表示 | |||
家計資産レポート | |||
資産内訳・推移グラフ | |||
負債内訳・推移グラフ | |||
ポイント・マイルの有効期限の表示・通知 | |||
カード引落し時の残高不足の通知 | |||
配当履歴・予測・内訳 | |||
Myポートフォリオ | |||
株式の業種別内訳 | |||
株式・投資信託の配当利回り別内訳 |
ご覧の通り、無料版だとかなり機能が制限されています。



欲しい機能はすべて有料プラン…。
一般的な資産管理程度なら、スタンダードプランで問題ないでしょう。
もし積極的に個別株や高配当株投資をしている方なら、資産形成アドバンスプランでもいいかもしれません。
ただ、スタンダードプランでもどれくらい利益が出ているのかなどは把握できるので、「投資しても基本的には放置」気味な人には不要なプランといえるでしょう。
マネーフォワード以外のおすすめ無料家計簿アプリ


最後にマネーフォワードをやめた人向けにおすすめの家計簿アプリをご紹介します。
それぞれの特徴を理解して、自分にぴったりの家計簿アプリを見つけましょう。
Zaim


まず最初にご紹介するのはZaimです。
Zaimは非常にシンプルで使いやすい家計簿アプリを探している人におすすめです。
もちろん銀行やクレジットカードの登録も可能で、なんと上限数は無料会員でもありません。
レシート読み取り機能も搭載しつつ、オフラインでも入力が可能です。
マネーフォワード for 住信SBIネット銀行


「やっぱりマネーフォワードがいい!」という方には朗報です。
住信SBIネット銀行を利用している人は、マネーフォワードの有料版の一部の機能を無料で使うことができます。
特に不満が多い連携口座数。
無料版ではたったの4件でしたが、マネーフォワード for 住信SBIネット銀行では10件まで拡大されます。
しかも、収支の内訳をグラフで表示するなど、無料版でできないちょっとした機能も搭載しています。



実はわたしはマネーフォワードをやめて、マネーフォワード for 住信SBIネット銀行に変えました。
最大のネックだった連携口座数が解決したので、今まで通り使っています。
データを移行することができないため、最初からやり直しで少し面倒ではありましたが、そこだけクリアすれば毎月家計簿アプリにお金を払う必要がないため、快適に利用しています。
住信SBIネット銀行の他にも、以下の金融機関でサービスを提供しています。
提供しているサービス
- 「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」
- 「マネーフォワード for YMFG」
- 「マネーフォワード for 静岡銀行」
- 「マネーフォワード for 東邦銀行」
- 「マネーフォワード for 滋賀銀行」
- 「マネーフォワード for 群馬銀行」
- 「マネーフォワード for 岡崎信用金庫」
- 「マネーフォワード for 三井住友信託銀行」※Web版サービスのみ対応
- 「マネーフォワード for 筑波銀行」
- 「Linkx家計簿 Powered by マネーフォワード」
- 「マネーフォワード for 栃木銀行」
- 「マネーフォワード for <みずほ>」※Web版サービスのみ対応
- 「マネーフォワード for JAバンク」
- 「マネーフォワード for 徳島大正銀行」
- 「マネーフォワード for アフラック」
もし当てはまる金融機関をお持ちでしたら、この金融機関・特定サービス向けのマネーフォワードをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ:家計管理は自分に合ったアプリを選ぼう


今回はわたしがマネーフォワードをやめた理由について解説しました。
- 無料版の制限が不便だし有料プランは高い
- 機能が多すぎて操作に慣れるまで時間がかかる
- 銀行口座の再連携がめんどくさい
特に家計簿アプリにお金を払うのがイヤなのと、無料版の使い勝手の悪さが原因です。



そこでわたしは「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」に乗り換えて満足しています。
あなたも家計簿アプリに不満があるなら、この機会に別にアプリに変更してみてはいかがでしょうか。
家計簿は一生つけ続けるもの。
年間5,000円だと30年で15万円になります。



このお金をもったいないと思う方は、ぜひご検討ください。
最後までお読みいただきありがとうございました^^